先週末に法事がありまして、菩提寺の住職が法話を下さいました。
心に残る良い話でしたので、紹介します。
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法要や仏事は奇数であることが多い。何故か。
それは、割り切ることのできる相対の世界よりもどうしても割り切れない
絶対の世界を象徴しているのが仏教だから。
例えば、林檎3つを私とあなたで分けるとする。
どう分けますか?
私にひとつ。あなたにひとつ。残るひとつは仏様に。
これが、仏教の教えです。
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ふ~む。分かりやすい。
林檎が3つあったら、1.5個づつ分ければいいじゃん、と考える人。
意外と多いのでは?実は、私もそのひとり。
この教え、
あなたにひとつ、私にひとつ・・。
残るひとつは、仏様でなくとも、家族や友達でも誰でもいいんです。
恩恵を受けた私たち以外の誰かに『おすそわけ』する心の持ち方。
これが大切なことだと、解釈しています。
何かにつけ、勝ち負けや善し悪しを判断しやすいように二分する傾向
が強い世の中ですが、割り切れない領域にこそ皆の心が向くように。
この価値観はとても大切だな、と考えさせられます。
競争社会の中でも、決して忘れてはいけない大切なこと。
学びました。
この機会にひきあわせてくれた、じいちゃんに感謝。
空の上から、「しっかりせぇよ!」と言っている気が・・・(^^;。
合掌。
